出版社内容情報
コロナショック以降、「VUCAの時代」という概念が急速に広まった。
先行きの見えない不確実な時代に、「このままではまずい」「なにかを変えなければならない」という漠然とした危機感や焦燥感を抱く人は少なくないが、「現実は、どうせ変わりっこない」「自分に変えられるはずはない」という無力感やあきらめに行き着いてしまう人が大半である。本書ではこうした危機感や不安の要因を解析し、その解決策として「脳マネジメント」を解説。脳マネジメントとは、自分の脳を自覚的に使いこなす技術のことだ。大多数の人の脳はVUCAという
内容説明
この本は、「生産性や効率性という個人や組織のパフォーマンスを上げよう!」という「脳ハック本」ではありません。「脳マネジメント」とは「これから」の時代を生きていくためのアプローチです。本書を通して、自分の「ものの見方」をガラッと変えることができれば、これまであきらめかけていたことさえも、「できることがある」と勇気が湧いてくるはずです。
目次
第1章 VUCAな社会に蔓延する閉塞感・あきらめ・無力感の正体
第2章 人類の進化と脳の暴走
第3章 無自覚な脳を巡る7つの資質
第4章 基本の脳マネジメント―個人が変わる
第5章 私たちの脳マネジメント―チームや組織が変わる
第6章 脳マネジメントはVUCAな社会と未来を灯す松明となる
著者等紹介
秋間早苗[アキマサナエ]
株式会社La torche(ラトルシェ)代表取締役。2005年、東京大学農学部卒業。在学中よりサステナビリティや国際協力に関心を持ち、2007年に国際学生サミットを主宰。前例も正解もない、ゼロからプロジェクトを立ち上げる経験を通じて、自身の創造力を最大限に発揮できる領域を見出し、2008年に同大学大学院国際協力学専攻を修了後、起業の道を選ぶ。産官学連携プロジェクトや多分野にわたる事業開発をリードしながら、事業性と社会性の融合、マルチステークホルダーの共創関係構築に取り組む。2017年、結婚と出産を経て株式会社La torcheを設立。これまでの経験と領域横断的な知見を基に、独自のアプローチ「脳マネジメント」を打ち立て、個人や組織がその「存在ならでは」の価値を最大限引き出すための支援を行っている。国内外の現場で培った人間理解に基づき、持続可能な未来を志向した人材育成と組織づくりを目指し、積極的に発信を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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