出版社内容情報
「優秀な人材を採用できない」。どんな企業にも共通する課題だ。労働人口の減少が叫ばれる中で、人材採用のハードルはどんどん高くなっている。一方で、「自分の能力をもっと生かせる場所で働きたい」と考える人も多い。両者を結びつけることができれば、企業の生産性や個人の待遇は飛躍的に向上する。
しかし、日本企業を長く包み込む「正社員神話」が、この可能性の邪魔をする。企業は自社の枠の中で社員を管理し、社員は安定を求める。
この構図を一気に覆すのが「プロ人材」の活用だ。いま企業に必要なポジションに、必要なスキルを持った人材を結びつける。その先にあるのは、より流動性の高まった社会。業界初、プロ人材と企業のマッチングサービスを展開する著者が、停滞する日本経済を再生させる最大のカギについて語る。
内容説明
専門的なスキルを持ち、成果にコミットできる。年収も高く、正社員としてはなかなか採用できないほどに優秀。そんな「プロ人材」を、「すぐに」「ほぼ確実に」「低コストで」活用する方法をお伝えします。
目次
第1章 「プロ人材」が日本を救う(人材会社を5社利用して1年半かけて採用できたのは;「その道のプロ」を採用できる ほか)
第2章 自社に合った「プロ」の活用パターンを知る(プロ人材の活用の仕方;プロ人材活用のパターン ほか)
第3章 「業務の分解」で確実に成果を生む(「人材不足」は課題ではない;「成果=戦略×施策×人」 ほか)
第4章 「プロ」の力を最大限に引き出す(プロ人材の見極め方;プロ人材に存分に活躍してもらうには ほか)
第5章 企業も個人も「挑戦」できる社会を(日本に足りないのは「挑戦」できる環境;「公平な格差」は多くの人に機会を与える ほか)
著者等紹介
大澤亮[オオサワリョウ]
1996年に新卒で三菱商事株式会社に入社、タンザニア駐在経験(ODA担当)を経て、帰国。退職後、1999年に慶應義塾大学大学院(経営管理研究科修士課程)に入学と同時に起業。在学中に、日本初の証券会社比較サイトを創業し米国企業に売却、またEC事業を設立しサイバーエージェント社に売却。その後、株式会社ドリームインキュベータに入社し、大手企業とベンチャー企業両方の経営コンサルティング、ベンチャー企業投資も担当。退職後、株式会社土屋鞄製造所に取締役兼COOとして入社し、2年間で売上・経常利益ともに2倍以上にして退職。2009年株式会社Piece to Peaceを創業し、2016年6月にプロ人材で企業の課題を解決する「キャリーミー」をローンチ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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