内容説明
インフレ、増税、リセッション―。繰り返される逆境に勝ち続ける価値・ブランド・値決めの秘密は「相場をつくるイノベーションの“型”」にあった。価格競争ではなく、技法と文化で顧客を惹きつけ、「上澄み」価格をつくりだせ!高収益&長期的シェア独占企業62の事例に学ぶ。
目次
序章 マーケティング・イノベーションが生み出す「価格支配力」
第1部 PRICING POWER―価格支配力とマーケティング
第2部 WHY―未来のシナリオを逆算で描く
第3部 WHO―幸せにしたい顧客をファンにする
第4部 WHAT―ビジネスモデルとブランドで競争優位を創造する
第5部 HOW―価格支配力を実装する
第6部 CULTURE―仕事の作法と組織の文化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でじきち
9
網羅性と深さを兼ね備えた良書◆事例が豊富。定番は勿論、新しい事例も豊富で、ChatGPTが当たり前になる未来も◆読むたびに新しい気づきを与えてくれそう。今の自分に響いたフレーズ「最新の手法を使うのが凄いのでなく、自社の手法を凡事徹底やりきることが凄い」「本来チャレンジに満ちた楽しい世界であるVUCA時代の核になるのは、バックキャスト志向のリーダー」「アイデアを形にしてくれる技術力を伴ったパートナーが世の中にいる」「危機に直面しなければ、目が覚めないのか?」◆マーケティングって面白いなぁ、と改めて感じた。2023/08/16
リカーズ
2
適切な値付けで利益を取るために。「高品質なものを安く」という日本的慣習から脱却するためのマーケティング。この本を読む前から色々な機会を通じて知っているキーワードやロジックを多様な実例でわかりやすく興味深くインプットできるし、実践につながるフレームワークはそのまま丸々でなくてもアウトプットに有効と思う。2023/12/17