内容説明
三菱UFJ銀行、SUNTORY、花王、関西電力、損保ジャパン、超有名企業が求める全業界必須のヒット術。
目次
第1章 「エモ」が自分にとっての「買う理由」になる(ヒットの媒介者となる人たち;SNSを通して全世代に拡散する ほか)
第2章 「エモ」が生まれる場所(「エモ」がすべてを解決する;消費者が本当に得たい情報とは何か ほか)
第3章 ハッピーな共感を生み出す「エモシチュエーション」(実在するターゲットからエモを探る;「Z世代」ではなく「人」を理解する ほか)
第4章 小さな幸せを可視化する「エモクリエイティブ」(最も拡散を生みやすい媒体は;「エモ脚本」を作る ほか)
著者等紹介
今瀧健登[イマタキケント]
僕と私と株式会社CEO、一般社団法人Z世代代表、Z世代の企画屋。1997年生まれ、大阪府出身。横浜国立大学教育人間科学部在学中に起業。花屋のコンサルティングやグラフィックデザインを担うほか、花贈りブランド『HANARIDA』をリリース。2020年、大学卒業後に教育コンサルティング会社に就職。同年に「僕と私と株式会社」を設立し、Z世代向けのマーケティング・企画UXを専門に事業を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
27
少子化の時代に、なぜ「Z世代」に注目する必要があるのか。1年で2億回以上再生のTikTokを運用する著者が、「エモ」をキーワードに世代を超えて商品を拡散させる方法を解説する一冊。「Z世代」は彼らの消費力ではなくその拡散力に着目すべきで、SNSネイティブのZ世代が共感する発信をすれば、全世代にクチコミが拡散する。ではその「Z世代」にどうリーチするのかが本書の内容で、「エモ」が60点くらいの共感で、発信者のノイズを減らす、嫌われる要素を減らす、誰もが共感できる形を目指していくやり方にはなるほどなと思いました。2023/06/24
カマボコ
14
面白い。自分はX世代らしい、知らんかった。この本でZ世代が少し理解できた気がする。SNSを使い小さな幸せ(エモ)を拡散し共感の輪を広げるZ世代。そしてこれから消費者の中心になるZ世代。広告が嫌いな彼らにどのようにアプローチしていけばよいか。言語化しにくい内容をわかりやすくまとめている。なるほど、発想の枝葉が広がった気がする。2024/09/02
はるき
13
共感して初めて買う理由、指示する理由が生まれる。デジタルに強いZ世代ならではの意識と、波及効果の強さが大変興味深い。Zの次にまた何か新しい枠組みが生まれるように、時代とともに変化する大きなムーブメントに羨望すら感じる。2024/01/26
miu
3
バズる、拡散、その鍵を握っているのはZ世代。並んでいる例文は、どれもなるほどなぁと腹落ちする。消費ターゲットはもう少し上の世代だったとしても、拡散力の強いZ世代をターゲットにSNSを使うというのも、ない視点だった。とりあえずZ世代の人にもう少し話を聞きたい。そしてAmazonで買ったんじゃないけど、登録にこれしか出てこないのなんでだろうね。2023/07/22
林原琢磨
3
著者も20代半ばでZ世代とのことですが、これまで様々な企業の戦略を請け負ってきた豊富な経験からか、上の世代の性質も理解されていると感じました。また、様々な新しい現象や戦略に関する概念の説明や、ネーミングのひとつひとつの切り口・センスにも、個人的にとても好感が持てます。惜しむらくはメインの想定読者層がそこそこスケールのある企業関係者で、非課税レベルの自営業者だと実施できない施策アイディアも多かったこと。ただそれを差し引いても、考え方自体がこれからの時代のマーケティングに重要であることはよく理解できました。2023/06/21