内容説明
大量消費・大量生産から脱却し、「小さな世界」「価値を共に育む世界」を生み出すのが国内製造業の目指すべき道だ。
目次
第1章 日本の製造業における6つのパラダイムシフト(「シン・製造業」の潮流)
第2章 日本の製造業の現在地(日本の製造業に今、何が起きているのか?)
第3章 「シン・製造業」への4つのアプローチ(「シン・製造業」とは;「シン・製造業」のコーポレート戦略 ほか)
第4章 製造業変革の潮流(日本で起こり始めた「シン・製造業」の狼煙;DX銘柄企業によるDX実践例)
著者等紹介
寺嶋高光[テラシマタカミツ]
株式会社ISIDビジネスコンサルティング代表取締役社長。国内大手SIer、外資コンサルティングファームを経て、2002年に電通国際情報サービスに転職。2013年にISIDビジネスコンサルティング創業メンバーとなり、同社経営戦略コンサルティング本部長、取締役を歴任し、2021年に代表取締役社長に就任。自動車メーカーを中心に、製造業へのコンサルティング業務を行う。特にIoTやデジタルテクノロジーを用いた、製造業の事業戦略及びコーポレート戦略立案、バリューチェーン革新等によって業績を改善させた数々の実績を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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のるくん
4
モノ→コト→トキへと、製造者も消費者も何となくシフトして行かないといけない、モノはもう古い、とまでは言っていない。製造業の存在価値・意義・目的は何だろうか、と考えさせられる。果たして、日本の製造業は、シン化(新化/進化/深化)できるだろうか。古い発想、古い経営、古い価値観を壊すだけの行動ができるだろうか。昭和の成功体験を忘れ、平成の失われた30年を直視できるだろうか。これからの真(シン)価が問われているのだろう。真(シン)剣に考えないと。で、どうする?どうする○○。珈琲を飲みながら気楽に考えてみるかなぁ。2023/01/22
miyakoshiyuumei
0
日本の製造業は30年成長していない。 変革の鍵はDX。だが単なるデジタル活用にとどまっている。今一度自社のビジネスを問い直して、顧客体験を創る。そのためには経営者のコミットが不可欠だと感じた。 また、DXが進んでいるのは大企業がほとんどで、日本の製造業全体でのDXの進捗率は0.08%しかないという。企業ごとにDXの最適解は違うので、そこを問い続けられる胆力スキルを身に付けられるかが今後の分かれ目になる。2023/10/14
黒とかげ
0
うーん。ただのコンサルさんの営業書……だなぁ。少なくとも現場を知らなくては、製造業の改革はできない気がするがどうだろうか。Web3.0とかを持ち出されても、どうしようもないだろ。2023/02/26