出版社内容情報
既に書いている人、これから書きたい人に向けて、アウトプットによって人生を変える「書く習慣」の身につけ方を紹介します
内容説明
独学の文章でバズを連発するズボラなライターが教える「努力・才能・技術」より大切な“たのしく書く”ためのコツ。書くのが好きになれば、あなたも「書ける人」になれる!日記・SNS・note・ブログ「続かない」と悩むすべての人へ。「習慣」にしちゃえば、文章は勝手にうまくなる!
目次
第1章 言葉と仲良くなれば書けるようになる
第2章 習慣になれば書くのが楽しくなる
第3章 ネタを見つけられると止まらなくなる
第4章 ちゃんと伝わると嬉しくなる
第5章 読まれるともっと好きになる
第6章 「書く」ことが与えてくれるもの
著者等紹介
いしかわゆき[イシカワユキ]
ライター。早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系卒。まったくの未経験からWebメディア「新R25編集部」を経て2019年にライターとして独立。現在は取材やコラムを中心に執筆するかたわら、長年の夢であった声優やグラフィックレコーダーとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yasunon
122
抜粋:P.215 「ああすれば良かった」後悔は、未来の誰かを救う。 所感:たまたま、『#1ヶ月書くチャレンジ 』を見かけて、本書に辿り着いた。アウトプットのスキルについて書かれた本はごまんとあるけれど、本書では「どう書くか」よりも、「書きたい気持ち」が大切だとして、書きたい人々の背中を押してくれる。確かにSEO対策された、判で押したようなページはそっと閉じることが増えてきた。洗練されていなくても、実体験のほうが刺さる。何かに熱中するピュアな気持ちをさらけ出す一方で、言葉の刃で他人を傷付けない配慮が必要。2023/06/25
MI
115
気楽に自由に書く習慣がたくさん散りばめられていた。いいなと思ったのは3つ。①実体験を入れてた文章は読まれる。SNSでつぶやき、誰かの日課になろう。②毎日書いてると文章は上手くなる。「何もない日」も心が動いたことを書けば「何かあった日」になる。③パワーワードと主観を入れることで読書を引きつける。より具体的に書いてみる。「花火を観てきました」を当てはめると、「花火を観るたびに思い出す、僕のへんな元カノの話」気になるタイトルをつけてみる。エッセイのように自分ごととして書いてある本。書くことを習慣にしたくなる本。2023/07/23
いこ
108
私はレビューが苦手だ。はっきり言ってへたっぴだ。私の読み友さんは、皆レビューが上手だ。「私も伝えたいなぁ」といつも思っている。それで、こんな本の登場。著者は言う。「文才がなくても書いていい」「体裁が整ってからあらためて、とか思っていると50000年くらい過ぎるので今書こう」「明日やろうは馬鹿野郎」「『保育園落ちた日本死ね!!!』は文章はどうあれ伝わった」そうだそうだ、と思った。皆さんと「感動ポイント」がずれてても、とりあえず発信してみようという気持ちになった。「読んでわかってくれる人は必ずいる」と信じて。2024/01/10
いっち
107
著者は、ブログに日記を書いている会社員だった。そのブログを会社の面接に持ち込んだところ、実績ゼロでもライターとして採用してもらえた。ブログを書く習慣が、著者の人生を変えた。私も書く習慣をつけて、人生を変えたい。少なくとも、書く習慣を身につけたい。書いていれば、自分を認められるから。書く習慣によって、誰かによくやったと認められるわけではない。だが自分だけは、よく書いたと認めてあげられる。「書くか、書かないか、ただそれだけ」と著者は言う。裏技はない。淡々と書き続けるだけ。すべて自己満足で終わるかもしれないが。2023/01/24
☆よいこ
92
書いたもん勝ち。作者の体験に基づく「書く」ことのメリット▽チャートでどこから読んだらいいかのヒントあったり、巻末は後ろから読むようにしてあったり「読ませる」工夫も面白い。自称一般人とかだけど早稲田卒の秀才じゃん、とても読みやすい▽絶対に説明を省かない。だれかに話しかけるように書く。本音をさらすほどリアルでオリジナルな文章になる。一方で、文章で意図的に誰かを傷つけてはいけない、言葉選びに細心の注意をする。推敲大事▽主観と共感。「未来の自分に差し出せる手紙を、今書いておく」レッテルの呪いを解く魔法になる。2022/12/14