内容説明
情報そのものが価値を持つことはない。情報源やツールを「使いこなせるか」が重要。SNS調査(ソーシャルリスニング・ハンティング)、エキスパートインタビュー、AIを使った外国語メディアハックなど、戦略コンサルタントが使いこなす情報収集の道具箱の中身を大公開!
目次
第1章 全ては価値ある思考を生むために
第2章 情報収集のための基本フレームワーク
第3章 基盤をつくる:知識の網を持つ
第4章 インテリジェンス創出前半:目的に沿ったデータを集める
第5章 インテリジェンス創出後半:データから思考を生み出す
第6章 リサーチケーススタディ
第7章 情報をもとに想像し、思い切って捨てる
著者等紹介
田中志[タナカノゾミ]
Cobe Associe代表。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)に入社。2015年にヘルスケア領域の社内アワードを受賞。その後、博報堂グループのスタートアップスタジオ・quantum、デジタルヘルススタートアップ・エンブレースの執行役員を経て、2018年に大企業の新規事業やスタートアップ支援を行うCobe Associeを創業。2019年度神戸市データサイエンティストとしても勤務、新規事業やデータ活用、ヘルスケア領域に関する講演も実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はふ
12
情報収集はなぜ必要か、情報収集の方法などについて、まとめ上げられた本書。情報はそれ単体では全く意味を持たないものだ。重要なのは情報の活用の仕方で、どのように思考や行動に結びつけていくかである。本書で紹介されている、情報収集のフレームワークを活用することで仕事の成果につながるだろうし、自分の想像力も掻き立てられるはずだ。情報収集も特別難しいわけではなく、誰でもできる内容になっているため、本書の内容を活用しないわけにはいかない。思考や行動を進化させるような情報こそが、私たちにとって大切な事なのである。2022/01/29
前田まさき|採用プロデューサー
6
✅これからの情報収集の価値の源泉は、収集した情報そのものではなく、情報収集をすることの向こう側にある「情報を活用して思考と行動を進化させる」にある ✅目的や課題設定は情報収集を効率的にする ✅基礎をつくるための効率的な学習方法3つ:①賢い人のノートを借りる②関心のある新鮮な情報から触れる③仕組み化して心理的な壁を下げる2023/06/27
ちきゅう
3
まずはデスクリサーチでここまでがわかるんだという気づきが多かった。ただ、それ以上に意思決定することのために情報収集するのだという考えを備えることの大事さを教えてもらう。2023/09/26
hayataka
3
思考、意思決定、行動のためのインテリジェンスをどのように生み出していくか。そのためのマインドセットとメソッドが簡潔にまとめられていました。「情報収集」という言葉を、検証・整理・学習の3つのシーンがあることを明確化している点も分かりやすいです。その上で、目的や問いの設定、情報収集基盤の構築、インテリジェンスの生み出し方(分析や発想の観点)、そして、情報設計(成果物の表現)まで、考えるべき項目を網羅していると思いました。ものごとを前進させたい人々にオススメしたいです。情報を味方にできる一冊です。2021/04/28
茶屋博紀
2
共感できる。学びも多い。読んでよかったと思えた一冊。2021/06/02