内容説明
物事にはすべて順番があり、誰もがそれを知って、実際にそのように行っています。ところが、読書に関しては、なぜかこの真理が忘れられがちです。最初に誤った1冊を手にしてしまったために、理解できずに挫折してしまう人が少なくありません。あるいはどんどんおかしな方向に読書を進めてしまう。本書は、初心者の読むべき本、中級者の読むべき本、そして上級者が挑戦すべき本の3段階に本を分け、順を追って理解しようというものです。
目次
第1章 なぜ、「読む順番」が大切なのか?(「読む順番」を間違えていませんか;音楽や絵画は順不同でいい ほか)
第2章 最初の1冊をどう選ぶか?(新書を読書の入り口にする;1時間で新書3冊の要旨をつかむ ほか)
第3章 「哲学」から「歴史」、「科学」まで“ジャンル別”本物の教養が身につく3ステップ読書術(思想・哲学ジャンル―難解で長大な作品が多いので、やさしいものから読み始めたい;科学・宇宙ジャンル―まずは通俗本で基礎を固めてからエッセイや教科書で知識を深化させる ほか)
第4章 ニーチェから夏目漱石、太宰治まで“作家別”本の理解力が上がる3ステップ読書術(ニーチェ―ニーチェの過激さ、凄みは、この順番で読まなければ理解できない;プラトン―ソクラテスとプラトン。二大哲学者の固い絆と思考がわかる3ステップ ほか)
第5章 読む順番と同じくらい大切なこと(アウトプットすることを前提に読む;要約力と引用力の二つが大切 ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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