内容説明
著者の思考モデルを借り、短時間で高速に情報編集する。全く新しい読書法。
目次
はじめに―ものの見方を変える読書
第1章 背景篇―編集工学の考え方
第2章 概念篇―探究型読書の全体像
第3章 実践篇―探究型読書の進め方
第4章 応用篇―探究型読書の応用展開
第5章 対話篇―探究型読書を巡る3つの対話
おわりに―世界を探究するために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
45
読了と言ってよいのか悩む読み方をする。探求型読書。とりあえず本書から実践。私の目から探求すると3章以外は蛇足と感じたがそれもこれも「探求型読書」の方法を実践するため敢えてこの本は3章以外は毒にも薬にもならない内容を散りばめてあるのかもしれない。4章は流し、五章に至ってはパラッとめくっただけ。とりあえずそれでもこの本のキモは抑えられた気がする。味気ないけど読後の作業を済ませたらサクッと次の本を読んでみよう。この本はまた時間をおいて今度は普通に読み物として詠んでみよう。★★★☆☆2021/02/03
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
26
自己流でなんとなーく似たようなことはやってた気がします。 とはいえ、体系的にまとまってて効率も良さそうだし、きちんと形に残るやり方(紙に書くとか)はしてこなかったので、これに沿って実践する価値はありそうですね。少なくとも一度はやってみたいと思います。2020/09/10
Tenouji
18
以前から気になってた、松岡正剛氏の読書法が知りたくて、読んでみた。読書前の準備が肝だという事がよくわかったが、後半に紹介されている、探求をチームでやってみることが、今後重要になるかも。自分を出すことに抵抗感じる日本人こそ、書を手掛かりに議論するのはいいかもしれない。ただ、こんなに深い議論は、一旦、敬遠される時代かもしれないが…2020/08/11
冬佳彰
14
うーん、言ったら研究とか調査を目的とした読書の方法論を説明した本か。あとは編集工学研究所の宣伝?まあ、この手の読書法をこれまで読んでいない方向けには、良くまとまった本なのかなあ。俺としては、他の読書法の本と大して変わりないかなあ?って感じだった。松岡さんが率いる研究所が出す本にしては、ユニーク性や深掘りがイマイチという感じがあった。色んな企業や学校とも一緒に仕事をされているようだが、何だろうなあ、「一体、何をしたいのか」ってのが見えてこないんだよなあ。方法論の底上げを目指しているのであれば物足りない。2022/10/16
masabi
14
【概要】筆者の思考モデルを起点に自分の考えを広げる探究型読書の解説。【感想】読書論や読書法の本を定期的に読みたくなるのだが、この本は合わなかった。書店できちんと吟味すべきだった。半分がこのアプローチを採用する企業や学校との対話に当てられているが、その内容が具体的でなくラベルを変えても通じるのではないかと思うほどだ。手法は主に新書向きで、速読と自分の問題意識の炙り出し、自分事ととして捉えるというものだ。2020/11/25