内容説明
料理の絶望は乗り越えなくていい。抱腹絶倒!毎日誰かにごはんを作る人への応援メッセージと寄り添いレシピ45。
目次
第1章 料理のマインドを変えてみよう(食べたいものがまとまらない;簡単なものでいいよ、と言われた ほか)
第2章 手間のかけどころを決めよう(包丁が切れない;カレー鍋を洗ってスポンジが死ぬ ほか)
第3章 いっそ上達してしまおう(レシピの落とし穴にご注意!;計量が面倒くさすぎる ほか)
第4章 「みんなどうしてる?」のリアルを知ろう(味つけのパターンが思いつかない;味噌汁問題 ほか)
著者等紹介
本多理恵子[ホンダリエコ]
『料理が苦痛だ』で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉で「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんぴ
35
毎日献立を考えて作るのはホントに大変ですよね。買い出しに行って、材料切ったり、がんばってもどうにも味付けが決まらなかったり。外食やデリバリーを提案してみても、家族の意見が一致せず、時間ばかりが過ぎていく。まず毎日作るのは結構大変なことなんだと認識してほしい。 そんなどこのご家庭にもあるお悩みに寄り添うお助けレシピと、工夫するポイントが書かれています。 時代の要請なのか、巷では時短料理が大人気。この本の提案も取り入れつつ、自分なりの手抜き工夫を積み重ねれば、あなたもレシピ本出版できるかも。2022/04/09
canacona
28
netgalleryにて。あはは、わかるわかる、とうなずくことばかり。各エッセイの最後のまとめの一言が秀逸です。簡単なものなど何一つない。白ご飯に塩というだけでも優しい。出来る事なら洗い物を出さず、台所に手を触れず、もちろんゴミはゴミ箱に!(重要)終わらせて欲しい時もあります(^o^;下処理は余力がある時だけ、迷ったら足さない、など後半は日常ちょっと料理をする時に困りがちなことに答えています。分かるわ、最近はSNSで見事なお料理ばかり目にするので忘れがちだけど、家庭料理って本来きっとこんな感じ。2022/03/27
アコ
14
著者初読み。序盤で「本当に料理がめんどくさい勢に寄り添う本だ」とわかる。それ系をアピールしながら全然そうでもないと感じる本が多いけど こちらは違った。しっかりタイトル通りなのは好感が持てる。サラッとした嫌味ない文体でユーモアをあるため非常に読みやすい。簡単レシピも多数掲載。「めんどくさい」に罪悪感を持たなくていいよ!が全面に出ているので、救われるかたも多いのでは。/表紙絵:表紙絵:霜田あゆ美氏 *夏石鈴子の本の表紙などを担当2023/04/12
ヨハネス
13
家族を抱える主婦は、こんなにも絶望していたんだね。あたしも夫や母とそれぞれ二人暮らしの時に超絶悩んだつもりだったがまだまだ甘かった。自由気ままに作れる一人暮らしになりそれはそれは料理が楽しかったのに、優先順位と体力が下がり情熱も持てなくなり。著者の自虐ギャグに激しくうなずく。文章もお上手だけど揚げ物余った衣の始末など、ものすごいワザがゴロゴロ。料理に悩む家族持ちの皆さまに、読んで欲しい。2022/06/14
カチ
11
お気に入りさんの読んだ本の題名に大いに共感して読了。家事の中で一番苦手な料理。今となっては我流で日々の料理をやっつけ仕事と消化している。メニューもマンネリ化して、もう少し若い頃は新しいものにも挑戦していたが最近はその元気もない(笑) 料理のヒントやレシピも為になるが、絶望シーンの一つ一つが楽しく共感した。ズボラ感は似てるものの、好きなものには手を抜かない拘りがあり、やはり料理研究家?さん。私も作り置きはしない、というかできない。著書名みて、全部読みたくなった。最後のレシピは圧巻で是非作ってみたい。2022/08/30