内容説明
アパレルに革命を齎した立志伝中の漢。和歌山から世界へ波瀾万丈のカリスマ伝。
目次
島精機あってのユニクロの世界戦略
父戦死、一家の少年大黒柱
天才発明中学生
紀州のエジソン
労組との対決―専務の社内自殺
国際進出―バブル時代の萌芽
東証一部に上場―円熟の時
「肝っ玉母ちゃん」島和代〔ほか〕
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
作家。1944年広島県広島市に生まれる。広島大学文学部仏文学科卒業。大宅壮一マスコミ塾第七期生。1970年、『週刊文春』特派記者いわゆる“トップ屋”として活躍。圧倒的な取材力から数々のスクープをものにする。月刊『文藝春秋』に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が大反響を呼び、三越・岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、『週刊文春』を離れ作家として独立。政治、経済、芸能、闇社会まで幅広いジャンルにわたり旺盛な執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きゃしー
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ユニクロとグローバルな戦略提携をしている最先端企業が和歌山にある!繊維機械で世界のアパレル産業を支える島精機製作所。創業者の島正博の半生を描いたドキュメント小説です。発明少年だった島は、少年の頃から空き巣警報装置や自転車盗難防止装置をつくって近所を驚かせていた。学生時代は青年発明家として三洋電機の社長と交流。意中の人と結婚を決めたのを機に、編み機の工場を起こすと一念発起。質が悪いと批判されながらも改善を重ねて成長し、経営危機も乗り越えて上場まで果たす―。朝ドラの題材になりそうな昭和の一代記を堪能しました。2024/11/03