内容説明
首都直下地震は「3・11」以降に内陸で起きる最大の地震災害です。そして活火山である富士山は、噴火の「スタンバイ状態」にあります。さらに地震と津波が襲ってくる南海トラフ巨大地震は、富士山の噴火とも密接な関係にあります。地震と噴火の「活動期」に入った日本列島では、災害を正しく恐れる知識が必須です。落ち着いて自力で行動すれば、被害を最小限にできます。近未来の危機の全貌と生き延び方を、地球科学の第一人者が熱く説く!
目次
序章 東日本大震災から一〇年、いつ来てもおかしくない大災害
第1章 地震の活動期に入った日本列島
第2章 首都直下地震という新しいリスク
第3章 M9レベルになる「西日本大震災」と南海トラフ
第4章 富士山噴火の可能性も高まった
第5章 なぜ世界で自然災害が増えているか―「環世界」の視座
第6章 「長尺の目」で世界を見る
第7章 科学にできること、自分にしかできないこと
第8章 地球や自然とどうつきあうか
終章 私たちはどう生きるべきか
著者等紹介
鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年東京生まれ。東京大学理学部地学科卒業。通産省(現・経済産業省)を経て、97年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。専門は火山学、地球科学、科学コミュニケーション。京大の講義「地球科学入門」は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。火山研究のほか、科学をわかりやすく伝える「科学の伝道師」。96年に日本地質学会論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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