内容説明
サイバー攻撃から企業を守る正義の味方!必要なノウハウの習得から、具体的な防御実例までを解説。
目次
第1章 情報セキュリティとホワイトハッカー
第2章 ハッキングの基礎
第3章 情報収集
第4章 サーバーのハッキング
第5章 DoS攻撃
第6章 Webアプリケーションのハッキング
第7章 アクセス権の維持と痕跡の消去
第8章 マルウェア
第9章 ソーシャルエンジニアリング
第10章 新しい技術と攻撃の進化
第11章 その他
著者等紹介
阿部ひろき[アベヒロキ]
合同会社ビーエルケー・スミス代表執行社員。一般社団法人ITキャリア推進協会技術顧問。認定ホワイトハッカー。EC‐Council CEHおよびCNDインストラクター。地元では剣道・居合道の指導も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シノケン
20
ざっくりとセキュリティ関連の知識を得るのに良い。各種紹介されているコマンドなどは単にセキュリティだけでなくインフラエンジニアとしても利用できるものも多く、知らないものもありためになった。設計開発を行う人も最低限知っておくべき知識だし、エンジニアになりたてという人もITリテラシーとして一読の価値はある。 クラッカーの攻撃手法も様々あるが、ソーシャルエンジニアリングは企業として知識や倫理観を社員全員に教えこむ必要もあり、デジタル〜系のブランドには必須。2021/04/25
冬佳彰
18
難しいのは、「セキュリティを守るための本」って、結局、攻撃手法の説明書になっちゃう面があるってことだよな。本書も「ホワイトハッカー入門」と言いつつ、ほとんどが攻撃者の手法、手順の説明になっている。まあ、ネガとポジの関係なんで、仕方ないんだが。セキュリティの入門書としてはコンパクトに良くまとまっている。ただホワイトハッカー入門というからには、攻撃や侵入をどのように検知し、どのように解析し、どのように対処するか、の入り口くらいは記載して欲しかったかなあ。2022/12/11
suzuki
10
システムへの侵入と権限の維持、痕跡の隠滅までについての概要を、体系的に理解することができる。 本書はあくまで入門書だが、紹介されている資格を目指して勉強することで知見は深まるであろう。 資格を目指さない人にとっても、システム侵入を体系的に理解することで、漠然とした不安を払しょくし、正しく恐れることができるはず。 ソーシャルエンジニアリングについての章は、まるでスパイ入門なのであった。2022/02/16
kannkyo
9
立ち読みでパラ読み。面白いけど、入門レベルなのでそんなに参考にならない。2021/07/11
syuu0822
5
ページ数の割にはよいお値段ですが、内容にはとても満足しています。クラッカーがシステムに侵入する手口をソーシャルエンジニアリングの観点も含めて解説してくれています。概要レベルなので、本書を読めばハッキングができるようになるわけではないと思いますが、侵入から守る立場としてはどんなことに注意すべきかという点でとても参考になりました。 既にITエンジニアで、これからセキュリティの道に進もうとする方向けですが、CSIRTなど触れられていない点もあるので、本気で勉強する場合は他の本も読んだほうがよいかもしれません。2021/06/01