内容説明
波乱と屈曲に富む100年の生涯を探り、土屋文明の歌と思想に迫る出色の評論。著者自身の昭和史に重ねて、今問いかける写実の真髄、そして詩の魂。
目次
第1章 この野蛮をなほたたへむとするか―二・二六前後 時代批評の矢
第2章 伊藤千代子がことぞかなしき―鎮魂 昭和の序曲
第3章 砂町四十町夜ならむとす―写生の真髄への道
第4章 また瓢々と帰りたまへよ―戦争歌の問題(1)文明と茂吉
第5章 蝸牛幾億這ひゆくらむか―戦争歌の問題(2)アララギリアリズム
第6章 自然主義渡来の日の少年にして―「三代にきえぬつみある家」
第7章 出でて帰らぬ我のみにあらじ―望郷の悲痛と重圧
著者等紹介
内田宜人[ウチダヨシト]
1926年生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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