出版社内容情報
「プレイステーション VR」の発売で盛り上がるVR業界。自分のビジネスにも活用できるものなの? どのように導入すればいいの? といった疑問に対して、数々のVRの導入プロジェクトにプランニングの立場でかかわっているアマナVRチームが「解決の手がかり」を提供します。
内容説明
VRブームはなぜ起こったのか?VRに向いていること、向いてないこと。VRコンテンツが「つまずく」一番の理由は?これまでのコンテがVRで通用しない理由。VRの体験価値を下げる8つの要因。VRのビジネスソリューション事例。基礎知識から企画のノウハウまで。VRプランニングの第一人者が解説。
目次
第1章 VRはビジネスを変える(VRとはナニモノなのか;VRにできないことはない? ほか)
第2章 VRの没入感はこうして生まれる(VRは究極の体験装置;VRのメカニズム ほか)
第3章 VRのビジネスプランニング入門(プランニングの導入;コンテンツのプランニング ほか)
第4章 VRコンテンツの制作現場から(VRはどのようにして作られるのか?;CGを制作する ほか)
第5章 VRのビジネスソリューション事例(プロモーション;エンターテインメント ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらきち
6
ビジネスパーソン向けのVR解説本。2017年時点で登場しているVR機器の紹介。ゲーム以外の使用例や、ビジネスとして使用するためのポイントや注意点の解説。製作機材の話や、コンテンツ制作者たちのインタビューによる現在の映像コンテンツとの違いの説明など、今後の方向性と可能性が見えてきます。MicrosoftのHoloLensなどが発達したら、将来は自分の全周にウィンドウを表示して仕事できたりするのかもしれない。2021/06/06
gagayuta1990
6
VRのプロモーションが今までの映像と異なるのは、経験を共有するものだからだ。 一人称の視点だからこそ、自分がその場にいるような感覚。没入感を味わう事が出来る。 単純にコンテンツを楽しんでもらうだけでなく、複合的な仕方を用意することでより体験者の満足度が高いソリューションに使用出来る。 2018/06/12
へんかんへん
3
知覚としての芸術 眼の裏切り2017/03/21
mokuo
2
VRのビジネス活用について書かれている本。VRでイベント開催する場合プランニングに必要なのは「誰が」「どこで」「何を」「何人」体験できるのか。特に何人が大事。VRは数分でも数千万の製作費用がかかるが体験できる人数は限られている。よってコンテンツを、転用したり、体験する人が多くなるよう当日のオペレーションが重要になる。上記のようなエンタメだけでなく、溶接や塗装といった危険な職業訓練にもVRは活用されてきている。2019/06/20
てんてん
2
VRの基礎知識から応用の実例、そして実際にビジネスで使用する際の細かい注意点をコンパクトにまとめてある。ヘビーユーザーが初心者の視点から陥りやすい問題点などを丁寧に解説してくれてあり、親切心いっぱいの入門書である。VRビジネスでつまずく一番の理由は、VRを使うことそのものが目的になってしまっていることというくだりはなるほどと感心させられた。その他にも多くの気づきを与えてくれる良書。読み終わっておもわずアマゾンでVRゴーグル注文してしまった!2019/02/21