内容説明
野球少年河合健一の幼い妹は水難事故の後遺症で植物人間となってしまう。クリーニング店を経営していた両親はガス漏れで不審な死をとげ、ひとりぼっちの身となった健一の前に、賢く忠実な紀州犬トリと謎の少女雪子が現れる。欲に目をくらませた保険金殺人、老人介護施設の買収、裏社会の口封じ…。健一は次々と起こる事件に立ち向かっていくが―。前作『老人と手話犬』に続き、壮絶な展開に息をのむ秀逸ミステリー。
著者等紹介
守田精利[モリタキヨトシ]
東京神田生まれ。日本橋在住。昭和38年慶応義塾大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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