内容説明
奈良時代に聖武天皇によって造られた恭仁京。しかし、その都はわずか4年あまりで廃都となってしまう。恭仁京の歴史を紐解きながら、奈良、そして日本の歴史を感じられる歴史時代小説の表題作『菜の花の帯』。人間のこころの中に潜む相反する二つの願望。決して両方一緒には取れないもの。男女の関係を通して描かれる人の心模様『青い絵の具』を併録。
著者等紹介
木地厚良[キジアツヨシ]
1946年、山口県生まれ。会社員として働く傍ら、小説を執筆。2006年には、詩仙堂寺耀(しせんどうじよう)のペンネームで『風の瞳』(新風舎)を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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