内容説明
なぜ、誤植、校正ミスが起きるのか―。「校正恐るべし」というが、“後世畏るべし”にしてはならない。誤字・誤植は虫歯のようなもので決してなくならないといわれる。だが、ないに超したことはない、と完璧を期すのだが、いっこうになくならない。最悪の場合は「訂正」「おわび」記事となってしまう。そこで、スクラップしてきた「おわび」「訂正」記事を分析。編集という仕事に携わってきた著者自らが、集めた二十年にわたる資料を分析した結果、見えてきたものとはいったい何だったのか?独自の分析眼が光る貴重なエッセイ。
目次
第1章(が(賀)てん(典)がゆかぬ(万馬券とり損ね)
名称と数字の誤り ほか)
第2章(広報室の報告;「訂正」「おわび」の内容分析 ほか)
第3章(連載物の誤り=連載小説=;コラムなど「連載」物で執筆者が訂正 ほか)
第4章(人名の誤りの例;不適切な表現の例 ほか)
第5章(写真と説明の誤り;皇室関係(天皇倒れる?) ほか)
第6章(資料編;言葉に対する「考え方」 ほか)
著者等紹介
八洲信也[ヤシマシンヤ]
1941年富山県富山市出身。現在千葉県我孫子市在住。フリーエディター。朝日生命保険相互会社を経て、経論社(現・(株)ステイショナー)入社。1976年同社編集長、1983年フリーエディターとなり現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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