内容説明
恋する人、恋をなくした人、恋を探している人に贈る寺山恋愛文学の結晶。
目次
恋愛論―きみが人生の時
恋愛詩集―山羊にひかれて
バラード―キスキス
少年歌集―麦藁帽子
恋愛エッセイ―恋人たちの城
恋愛処方詩集―さよならだけが人生ならば
恋物語―ポケットに恋唄を
著者等紹介
寺山修司[テラヤマシュウジ]
1935(昭和10)年青森県生まれ。1954年、早稲田大学入学(中退)。「職業寺山修司」と自称したほど、短歌や詩、演劇、小説、エッセイ、ラジオドラマ、歌謡、ボクシングや競馬批評など、さまざまな分野で才能を発揮。1983(昭和58)年5月4日、47歳の若さで急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Rika
3
秀逸な言葉遊びです。魚にもシュンの季節があるように、「さよなら」にもシュンの時期がある。朝の「さよなら」、昼の「さよなら」、夕方の「さよなら」、夜の「さよなら」…。この中では、夕方が一番きれいかもしれない。それは、一匙のココア。お互いの顔を見ないで、たとえば空を見たりするから、夕焼けの赤さだけが二人の心に残る。スマートに「さよなら」を言うのは、きっと大人の美学なのでしょうね。2011/12/15
siori
2
とるに足らない愛らしい言葉ばかり、眺めているだけでキラキラ、愛おしい。2013/09/30
りん
2
寺山修司は二冊目。恋愛をしている人よりそれを失った人に語りかけるような詩が集められています。特に「さよならという名の猫」という詩が、さよならを猫に見立てて別れの寂寥感を描いているのが印象的です。デザインが文庫本サイズなのにハートカバーの装丁になっているところも気に入りの理由のひとつ。2011/09/20
slow_life
2
恋愛したくなりますよね。2011/05/04
千穂
2
十代のうちに恋愛しておきたいとおもった2010/09/13
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