内容説明
「欠陥住宅」と「ひとつの死体」を前に始まった主婦の心理的迷走とその果てを描く、“第7回新風舎文庫大賞”ミステリー部門賞を受賞したサスペンス。死体に「家族の再生」を託して君香の暴走は続く。『家内安全』を手に入れる、その日まで…。
著者等紹介
佐枝せつこ[サエダセツコ]
岐阜県出身、愛知県在住。金城学院短期大学英文科卒業後、東海テレビ放送勤務。結婚を機に退職後、執筆活動に専念し、95年には“中部ペンクラブ文学賞”大賞、96年“マリン文学賞”大賞、97年“「鳩よ!」掌編小説コンクール”入選など多数の公募文芸賞で入賞を繰り返し、00年からは3年連続で“ホラーサスペンス大賞”最終候補作にノミネートされた実績を持つ。04年“第24回横溝正史ミステリ大賞”最終候補作に加筆・訂正した『ベッド・イズ・バッド』で、同年“第23回新風舎出版賞”優秀賞を受賞。同書で05年、新風舎文庫よりデビューを果たす。続く『家内安全』は06年“第7回新風舎文庫大賞”ミステリー部門賞受賞作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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