内容説明
長崎県は西岸の極み、外海の地で、隠れキリシタンとして、長きに渡り迫害され続けた人々がいた。彼らは、預言に示されたバテレンが、いつの日か自分たちを救済しにきてくれると信じていた。はたして、フランスからやってきた宣教師、ドロ神父こそがその救済者なのか?パリで出会った、医師の善哉と、オルガニストの美沙代。隠れキリシタンの歴史を巡って、長崎・外海へと、ドラマは大きく展開していく。
著者等紹介
廣木明美[ヒロキアケミ]
1942年、東京都出身。1963年から1983年まで、同人詩集「沙羅」会員。1983年より「詩と音楽の会」会員。日本歌曲の作詞、「クレマチスの白い花」ほか作曲演奏されたもの多数。夫とともに、16年間、パリ・ミラノなどに暮らし、絵画を学んで、サロン・ド・オトーンヌやアンデパンダン展に出品。国際コンクール銀賞、プラチナ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。