内容説明
「百人一首」は実は秘伝書―。撰者である藤原定家が子孫に歌の道の秘伝を託したのが百人一首であり、歌のひとつひとつに「易六十四卦」と「兵法三十六計」を隠していた…!?前作『百人一首秘密の歌集 藤原定家が塗り込めた「たくらみ」とは』で、古代のミステリーを解き明かした著者が、循環して息むことのない「易」の思想と、それをとり入れた「百人一首」の作りに一致させて、自ら「百人一句」を選び出した。
目次
第1章 『易』六十四卦(秋の田の大和を雷の鳴りわたる(下村槐太)―乾爲天
白妙の肌え透きたる夏衣(宗砌法師)―坤爲地
走馬燈こころに人を待つ夜かな(高橋淡路女)―水雷屯
大富士に雲のかかりし袋掛(高林蘇城)―山水蒙 ほか)
第2章 『兵法三十六計』(一輪は落ちても見せよ玉椿(千利休)―瞞天過海
行水の捨て所なき虫の声(上島鬼貫)―囲魏救趙
山雲を谷に呼ぶなり閑古鳥(大須賀乙字)―借刀殺人
旅の夜の寝入るばかりや青葉木菟(平田想白)―以逸待労 ほか)
著者等紹介
小林耕[コバヤシコウ]
1946年、長野県生まれ。1983年より、埼玉県川口市にて、二十四年間、学習塾・文研学院経営、及び塾長。「百人一首」・「易」・「古代氏族」の研究家。姓名易断家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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