内容説明
戦争が終わり、敵国からもどった青年兵士カーシムは、おかの上から、故郷の町タルーサを、悲しそうにながめていました。「戦争はおろかで、悲しみを生むだけの行為だ」、そんな思いに打ちひしがれていると、泣きつかれた一人の少女が歩いてきたのです…。小学校高学年から。
著者等紹介
井上博樹[イノウエヒロキ]
某大学病院でメディカル・エンジニアとして働く。命を預かる現場で「命の尊さ」をまぢかに感じ、国立大学医学部を目指し同病院を退職。その後、紆余曲折、陸上自衛隊へ入隊。湾岸戦争が始まる。自衛隊の中でも、独学で医学部を目指す。結局、国立医学部に力及ばず。今現在は、警備業にかかわり、余暇を利用して児童文学を書く
岡村昌明[オカムラマサアキ]
1967年、東京生まれ。1991年、創形美術学校造形科卒業。受賞歴:第13回ザ・チョイス年間大賞展/特別賞、第1回ペーター大賞展/ペーター賞、イラストレーション・横浜コンペティション/大賞、アーバナート#8FINAL?/佳作賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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