内容説明
お父さん、このネコ飼ってもいい?黒くて小さな厄介者が、突然わが家にやってきた!第13回新風舎えほん大賞金賞受賞作品。
著者等紹介
よこただいすけ[ヨコタダイスケ]
1973年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後に渡米し、Art Center College of Design(アメリカパサデナ)にてグラフィックデザイン学科を修了。帰国後グラフィックデザイナー/アートディレクターを経て2005年よりフリーに。現在はアーティストとして、ユニット“Creative Holidays(クリエイティヴ・ホリデイズ)”の活動を本格的に開始。『私はネコが嫌いだ。』で第13回新風舎えほん大賞金賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真香@ゆるゆるペース
104
図書館本。いかん、これは反則だ!こんなん絶対泣くでしょ。いかにも頑固オヤジって感じのお父さんと、娘が拾ってきた黒猫の15年間のお話。事あるごとに「私はネコが嫌いだ」と言いつつも、いつしか情が芽生えていって… 味わい深い絵がすごく良くて、迫力あるお父さんと可愛い黒猫の対比が余計に涙を誘う。図書館で読まず、家で読んで正解だった(笑)。大人にこそ読んでほしい絵本です。出版社の倒産により一度絶版したものの見事復刊を果たし、Kindleでも読めるみたいだけど、ぜひとも紙の本で読むことを推奨したい。2019/09/25
馨
65
タイトルに惹かれ、猫が嫌いな理由を知りたくて読みました。予想外にも感動してしまいました。ネコが大好きで、嫌いなのですね。2016/10/02
ぶんこ
58
いかにも頑固そうなオヤジさん。嫌いだ嫌いだと最後まで言い続けていますが、どうしようもない愛おしさが伝わってきました。私の周りのAさん、Bさんたちも「猫が嫌いだ」と言っていましたが、一緒に暮らすうちに「猫が大好き」となっています。猫の愛らしさに虜になる人は多いでしょう。色々な事を思い出してしまいました。頑固そうなオヤジさんの絵がいいです。2017/04/13
鱒子
53
図書館本。タイトルからすでに色々わかっていましたよ、でもね、号泣。。伊武雅刀さんの「私は子どもが嫌いだ(子供達を責めないで)」を連想するタイトルですが、全く違います(笑 この話には深い愛があります。2018/10/29
り こ む ん
49
15年前から始まり、猫との日々を嫌々な感じで語る頑固オヤジっぽい主人公。でも、15年という日々はどれもこれも、大切な時間だった事は言うまでもなく。やっぱりね。ほらね。そうでしょ?ね!ってなる。本当に簡単な短い文書で、嫌いだなんて言いながらも一緒にいた日々のわずらわしさが、最後には、本当に愛おしいと思えるだ。2016/09/22