内容説明
古代イランと中国の密接な関係を、栽培植物を中心として、その他の産物、言語などから多角的に紐解く。
目次
第1章 イランから中国に導入された植物および産物
第2章 マラヤの波斯とその産物
第3章 ペルシャの織物
第4章 イランの鉱物、金属および宝石
第5章 ササーン政庁の官職名
第6章 中国からイランに導入された植物および産物
付1 モンゴル語に出現するイラン語の要素
付2 トルコ語に出現する中国語の要素
付3 Abu Mansur Muwoffogのペルシャ薬理学に出現するインド語の要素
付4 メボウキ
付5 チベット語に出現する外来語に関する追加ノート
著者等紹介
ラウファー,ベルトルト[ラウファー,ベルトルト]
ドイツ系アメリカ人で人類学、東方学の権威である。1874年、ドイツのケルンで生まれ、1934年、シカゴで没した(60歳)。ベルリン、ライプチッヒ両大学で学び、東方民族の言語を専攻した。1898年、渡米し、Jesup North Pacific Expeditionを率いてサハリンおよびシベリアのアムール河流域を調査し、土着民族を研究した。1901~1904年にJadol.H.Schiff Expeditionに参加して中国に至り、1908~1910年にはBlackstone Expeditionを率いチベットと中国にはいった。探検旅行の余暇には、ニューヨークの自然史博物館の補助員を勤め、また各大学の講座を受け持った。シカゴの野外博物館を支援し、中国の骨董品を集め、なかでも玉器は最も有名である。連邦農務省でも極東の研究に従事した。発表論文は200編をはるかに越え、さらに専門書もある
杉穎夫[スギトシオ]
東京都出身。(財)農業技術協会参与、(社)大日本農会名誉会員。北海道大学農学部卒業、農林省に入省。試験研究の企画および管理業務、北海道農業試験場長を歴任し退官。次いで、農業機械化研究所理事、農林漁業金融公庫技術参与、国際農林業協力協会技術参与として、それぞれの業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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