内容説明
ご存知、竹取の翁が竹の中から女の子を見つけるところから始まる「かぐや姫」の物語と、在原業平を主人公として、歌にまつわるさまざまなエピソードを美しく織りあげた「伊勢物語」。「日本最古の物語」「歌物語の代表作」と称される2つの名作を通して、物語文学の成り立ちと文学史上の意味に迫る。
目次
第1章 かぐや姫はどこからやってきたのか―『竹取物語』を貫く論理(「コト」と「ココロ」;高橋虫麻呂の“伝説歌”;多元的な世界;相対化する視座;異界の人)
第2章 業平歌からの離脱の意味するもの―『伊勢物語』の表出意識(九段「東下り」と業平歌の「詞書き」;「詞書き」のもつ意味;虚構化の様相(1)業平・高子物語
虚構化の様相(2)業平歌からの離脱
主情的な状況認識 ほか)
著者等紹介
関直彦[セキナオヒコ]
国語教師。1941年静岡県に生まれ、1960年、藤枝東高等学校を卒業。1964年早稲田大学第一文学部(国文学専修)卒業。1964年4月~2002年3月静岡県立高校国語科教員として六つの高校に勤務。2002年4月~私立芥田学園高校に非常勤講師として勤務。現在、日本の古典を読み込むことを通して、日本人の遺産を現代によみがえらせる作業を展開中。静岡県浜松市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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