内容説明
画家、浦上正則と華麗な人々との出会い、ハワイに生まれた浦上は、坂本繁二郎や児島善三郎など日本を代表する画家たちに学び、パリでは藤田嗣治に師事、ピカソとも交流があった。フランスで活躍後、ブラジリア最高裁判所壁画を完成、ブラジル政府より平和勲章をもらう。世界各地で絵を描き個展を開催、ハワイでその人生に幕を降ろすまで精力的な活動を続けた。様々な出会いの中でも、皇太子殿下や元財務大臣・塩川正十郎との貴重なエピソードは、彼の絵が多くの人々に愛され続けた証でもある。世界を旅した画家・浦上正則の知られざる人生とその画法に迫る。
目次
第1章 画家・浦上正則(法隆寺『阿弥陀浄土図』の壁画描写;勇躍、フランスへ;ブラジルへ ほか)
第2章 浦上正則の絵(ダ・ヴィンチの手法を炙り出す;困難から逃げない;ダ・ヴィンチに親しみを持つ ほか)
第3章 最後の弟子から(浦上先生との出会い;指導する姿;『バンデランテス』は誰のもの ほか)
著者等紹介
浅田麻朕子[アサダマチコ]
東京都新宿区出身。嘉悦大学経済学部経済学科、日本音楽大学児童福祉科、東京YWCA老人福祉科を卒業。中学校教諭免許、保育士、社会福祉士など数々の資格を持つ。東京都中野区の幼保園『ベビーサロン中野』園長。長年にわたり、浦上スタジオにて浦上正則の弟子としてデッサンや油絵等の絵画指導を受ける。趣味は絵画と茶道(準教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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