内容説明
書く女を書き 語る女を語る 芸術短編。上代を駆け抜ける愛と再生の詞華集。
目次
異性との愛 藤原実方32才
同性との愛 藤原定子15才
妙齢の好敵手 藤原道長27才
断交 橘則光29才
心交 一条天皇11才
異性との友情 藤原斉信26才
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ジェンヌ
2
心のコスメティック。出会ってから日々手放せないサプリメント。 かけがえのない作品との出会いを ほかの読者にも知ってほしい。2026/04/26
ジェンヌ
2
平安「枕草子」から一千年経た時代は令和へ 地上で愛するものはいずれ失われ消えいくとしても、 生きた舌から次世代の舌の上で語り継がれる言葉は、民族の血脈のように運ばれて、草子は「ココ」へ戻ってくる。創造は奇跡ミラクル、「唐鏡」とは日本人にとって「枕草子」、千年の時を超えてきた日本語の美しさにほかならないと物語は教えてくれる。春を鬻ぐ、とは日本語をことほぐことだと。2026/04/22
ゆゆゆ
2
久しぶりの新作、やはり独特の空気感があるなと思った。 物語として劇的に何かが解決するわけではないのに、登場人物たちの選択や沈黙が、妙に心に引っかかる。 誰かと出会うことが救いになるのか、それとも別の痛みを連れてくるのか、その境界が曖昧なまま描かれているのが印象的だった。 だからこそ、読み手の側に解釈が委ねられているようにも感じる。 読み終えたあとに残るのは、はっきりとした答えではなく、どこか揺らいだ感情のままの余韻。 その曖昧さごと抱えさせるところに、この作品の魅力があるのかもしれない。 2026/04/09
Arizona
2
リリカルな文体で純文学的要素もある作品。そんなにページ数多くないけど、じっくり味わいながら読めた。それにしても、こういう作品書ける作家さんってすごいなって思う。2026/04/02




