東大教授が教える知的に考える練習

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東大教授が教える知的に考える練習

  • 著者名:柳川範之
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 草思社(2018/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794223227

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内容説明

本書は、高校へ行かず、通信制大学から独学で東大教授になった著者が、大量情報時代に必要な新しい「頭の使い方」を紹介するものである。

日々インターネットを通じて流れてくる情報を見るだけで精一杯。
あまりにも情報がありすぎてじっくり考えることができない。
そもそも大量情報時代においてじっくり考えることとはどういうことなのか?
たくさんの情報を使って何をすればいいのか? ……
このような現代ならではの問題・疑問に答え、勉強においても、仕事においても、人生においても応用できる、あらゆる思考のもとになる「考える土台」が身につく本。
著者が日々実践する大量情報を処理するための工夫やコツが満載。
「知的に考える練習」を通じて、たんなる情報の受け売りではなく、どんな状況においても、自分自身の独自の考え、メッセージを自由自在にアウトプットする力が磨かれる一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みき

41
著者の前作が気に入ったため、こちらも読了。情報が過剰に溢れている現代だからこそ、情報をどう扱うか、考え方が問われる時代だと著者は説く。情報を頭の中に流していくことで覚えている情報をどう活かすか。外山滋比古さんの乱読のセレンディピティに共通することが多いのではないかと思った。 私は一つのことに気になったら固執してしまう傾向があると思うので、柳川さんのいう「頭の中で網を張る」、「頭の中で揺らして」物事を多面的に捉えることを体得できたら気楽に、より良く過ごせそうと思った。2018/04/10

メタボン

25
☆☆☆ 頭の中に好奇心・関心という網を張っておき、そこにくっついてくる海苔で面が覆われていくというイメージで、情報を流し込む。情報は忘れても構わない。いつまでも残っている情報が価値のあるもの。共通点を探すこと、反面相違点を探すこと。抽象化と具体化の行き来を頭の中で行う。2020/12/04

アルカリオン

10
p150- 教養・歴史を学べとよく言われる。漠然とこう言われてもピンとこないだろう。しかし、これらを学ぶことにより、目の前の問題(例えば「出版不況」)を大局的に見て、相対的にとらえ、本質をつかむための材料・ツールとすることができる。抽象的な意味合い・構造を理解し応用することができるようになると、異分野の知識を関連付けてヒントを得ることができる。例えば、生物学の本を読んで経済学の理解が深まることもある。2022/04/15

こじ

10
評価3/5 頭の良い人はどんなことができる人だと思いますか? 著者はものごとを深く考えることができる人を頭が良いと定義しています。 理由はもの事を深く考えるとイノベーションをおこすことができるからです。 例えば、ニュートンはリンゴが落ちるのをみて万有引力の法則を発見しました。 普通の人はそういうものだで終わってしまうのに対して、ニュートンはなぜリンゴが落ちるかを深く考えることができたからだと思います。 このように深く考えることを癖付けすると新しい世界が見えてきます。2019/06/01

naotan

10
膨大な情報があふれている現代において、「考える」能力を鍛えるためには? 文章は平易でわかりやすいが、実践するのは意外と難しそう。 具体と抽象の行き来については楠木建『戦略読書日』にも書かれていたなあと思いだした。2018/03/12

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