内容説明
認知症の母を介護する日々は、やさしさだけでは乗り越えられない。理不尽な母に向けてしまう怒り、罪悪感、逃げたい気持ち―そのすべてを、三十一音の短歌に正直に刻んだ一冊。笑ってしまうほど生々しく、胸が締めつけられるほど切実。笑いと苛立ち、後悔と救いが交錯する現実を言葉にすることで、著者は今日も母のもとへ向かう。介護の現実と心の奥を照らす、百首の記録とエッセイ。
目次
一 始まり
二 生い立ち
三 認知症の進行
四 デイサービス
五 失われた日
六 事件その一
七 事件その二
八 事件その三
九 母を母親と思わないこと



