内容説明
嘗てこのような小説は存在しただろうか。私は職として多くの小説に目を通した者ですが、この小説ほど分かりやすく、読み終えて心に響いた小説は無かった。この小説は題の通り、阿波の短編小説の11編を収録したものであり、他の短編集の作品と比較しても、秀逸な出来栄えであることは間違いない。考えてもみられよ。小説は、天保7年(1836年)から始まり最終の短編が完結する昭和が還暦を迎えた年(1985年)まで約150年の歴史の流れが続くのです。150年間といえば、人生のサイクルが30歳とすれば5世代の歴史が流れることになります。もちろん短編小説の主人公は異なり、活躍した地域も違いますが、それだけに短編小説のストーリーの展開が変化に富み、読者の皆様を思いもかけぬ方向に翻弄することでしょう。それだけに、あなたを確かで端切れの良い終末に導いてくれるでしょう。



