文芸社文庫<br> 画狂老人卍―葛飾北斎の数奇なる日乗

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文芸社文庫
画狂老人卍―葛飾北斎の数奇なる日乗

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784286237015
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸の大絵師、葛飾北斎は絵への探求心が人一倍。偏屈で一般常識なんぞ持ち合わせてはいない天才は、弟子の常次郎をいつも困らせている。猫を探せ、鼠を捕まえろなど、無理難題の毎日だ。しかし「絵が好き」という共通点があるからこそ、師匠はぶっきらぼうでも弟子の成長を見守り、弟子も怒りながらも尊敬の眼差しを送る。そんな愛あるおかしな日常を、軽妙な筆致で生き生きと描く。

内容説明

奇人変人、でも天才。その名を世間に轟かす、江戸の大絵師葛飾北斎の絵への探求心は、尋常ならざるものがある。そして、偏屈で一般常識なんぞ持ち合わせてはいないため、常識人である弟子の常次郎をいつも困らせていた。足の踏み場もないほどに散らかっている部屋でも片付けるなと叱り、生きている猫をもってこい、鼠を捕まえろなど、無理難題の毎日だ。しかし「絵が好き」という共通点があるからこそ、師匠はぶっきらぼうでも弟子の成長を見守り、弟子も怒りながらも尊敬の眼差しを送る。そんな愛あるおかしな日常を生き生きと描く物語。

著者等紹介

白蔵盈太[シロクラエイタ]
1978年埼玉県生まれの一男一女の父。メーカー勤務のかたわら、2015年頃から本格的に小説を書き始める。2019年、Nirone名義で執筆した小説「わたしのイクメンブログ」が漫画化(全3巻・完結)。2020年「松の廊下でつかまえて」で第3回歴史文芸賞優秀賞を受賞(「あの日、松の廊下で」に改題し文庫化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すしな

50
015-24.浮世絵は江戸文化として知っているつもりではありましたが、実態としてあんまりしっくりきていなかったところがこの本で繋がりました。素人目には写実的な方が芸術として優れていると思ってしまいますが、人間の「見える」という感覚は必ずしもそのままを見ているわけではないので、抽象度を高めて想像力を引き出すほうが難しいんだなぁというのがわかりました。そういう意味で現代人は、物事をありのままに受け取りすぎて、江戸時代の人が見えていたものが見えていないのかもしれないと思いました。2024/02/11

ニッポニア

49
変な本です。葛飾北斎やその周辺の人々が出てくる小説。まあ、岡本太郎の人柄が大いに入っているような気がしますが、北斎、こんなだったかもしれないなあ、と思えます。実益はないかもしれないが、たまには何も考えずに物語に耳をすますのも悪くないですね。聞き読み。2022/12/03

りんご

46
痛快です!あほくさいから北斎、画狂でぼちぼち老齢だから老人つけて、おまけに卍、マジ卍。娯楽作品と割り切って読むんですが、合間に絵を画像検索しましょう。あなたの脳内に「絵さえ描けりゃいいんだよ」って天才画家が現れ、暴れ出しますよ。蘭画の技法で描かれた北斎の風景画、鳥肌立ちますね。2024/01/05

さやなか

29
ついぞ誰も経験した事がないような破天荒な人生を送ったであろう葛飾北斎をモチーフにし史実に応じてユニークたっぷりに描かれた本作品はとても300頁未満では表現しきれなかったのではないかと感じた。一言で言えば物足りない...。面白可笑しく楽しめたのでなおさらか。それでも歴史小説にひとかたならぬ想いが著者にはあるのかも知れないと感じつつ、絵を描くのが好きなわたしにはとても良い刺激になりました✨2022/11/24

ルチル

24
北斎と愉快な愉快な仲間たち?のお話。父も舌を巻く天才である娘のお栄(画号は「応為」。「おーい!」と呼ばれていたからという説あり)や弟子たちなど、わりと史実を踏まえて書いてあるのは同じ作家の「義経じゃない方の源平合戦」などと同じ。途中で有名な春画の話も出てくるし、お笑い成分多めだけど、絵画に真摯に向き合い、蘭画の絵師にすら敬意を払う北斎には胸が熱くなった。でも応為が若衆の春画(いまで言うならBL絵)が好きだったというのは史実なの? ★32024/02/05

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