感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわかみ
7
心理学者が書いた本ではなく、エンジニアとしてメーカー企業に永年勤め、役員まで栄達した後にリタイアした著者がユングを手がかりに残された人生などについて思うところを述べた本。ユングの理論についての解説もされているが、あくまで専門家ではない一般人がユングをどう読んで、自分の人生に活かしていくかを考えた一つの事例である。個人の心の問題に留まらず、国民もしくは民族の集合的無意識の問題にまで言及されている。著者の見解の一つ一つをとらえて是々非々を考えるよりも、そうした事例として参考にさせてもらえばよろしいかと思う。2024/06/12
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