内容説明
友愛団体フリーメイスンは中世の石工団体に遡る。石工の団体から友愛団体へとどのように変化したか。イギリスとフランス、アメリカでの事情を史料を参照しながら解説。日本ではフリーメイスンリーはどのように始まり、第一次世界大戦と太平洋戦争を経て、どのような経過を辿ったか。日本人の入会を認めず、日本社会への接触や宣伝などを禁止した紳士協定の存在についても明かす。「グランドリアン出現の経緯」「スコティッシュ・ライトの起源」「フリーメイスンとユダヤ人の関係」など、日本では一般に公開されていない情報にも言及する。
目次
第1章 石工団体
第2章 グランド・ロッジの創設
第3章 欧州への展開
第4章 植民地アメリカ
第5章 ライト(儀礼)
第6章 日本のフリーメイスンリー
著者等紹介
片桐三郎[カタギリサブロウ]
1925年、横浜市に生まれる。1944年、横浜高等商業学校(現・横浜国立大学経済学部)卒。1951年、米国海軍海上輸送司令部船舶勤務、事務長。1963年、同陸上勤務、船舶運営部。フリーメイスン横浜支部「ファー・イースト・ロッジ」入会。1964年、日本コカ・コーラ(株)入社。1967年、同取締役就任、営業統括。1982年、同退社。シンガポール、(株)CNウェスト社社長。1991年、健康上の理由により退社。2004年、日本グランド・ロッジ、グランド・マスター就任。2018年12月、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
78
やっと読み終わりました。確かにフリーメイスンの歴史を一冊の本にするのは大変だと思います。実際に文字の上を目が滑るので、なかなか頭に入ってこないので、何度も同じ場所を読み返しました。読み終わった今も一言でと言われても、纏められません。ただグランドマスターまでされた方なので、日本でのフリーメイスンの噂に耐えかねて書かれた感じなので、暗いことにはあまり触れていなく、良い部分だけを紹介している感じがしました。もちろん悪い部分も書かれていますが、少し抽象的に書かれています。2025/07/01
Francis
12
日本のフリーメイスン会員による信頼できる資料にのみ基づいて書かれたフリーメイスンの歴史。フリーメイスンは西欧の教会建築を担う石工たちの互助組織に源を発し、その友愛精神に魅力を感じた一般人が加盟して発展していったことが良く理解できる。巻末の橋爪大三郎氏の簡潔かつ秀逸な解説あり。これを読むと日本ではメイスンだけでなくメイスンの掲げる理神論、啓蒙思想=人権思想、そしてキリスト教がなぜ受容されないのかも理解できてしまうのが残念。2021/08/22
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