内容説明
金融改革の実効の名の元に、東京六本木の高層ビルの一室に、金融担当大臣ら要人たちが集まり、ある銀行の破綻処理についての謀議がなされていた。なかには、米金融界の裏の重鎮もいた―。その直後、「ゆうかホールディング」は銀行合弁後、初の決算の基本方針を巡り、大きく揺れていた。銀行側と監査法人が不良債権の処理について対立したのである。なぜ、監査法人は急に方針を変えたのか？金融業界を舞台にした富の争奪戦。忍び寄る外銀たち。その「暗部」に迫った、経済ミステリー！
感想・レビュー
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KAZOO
84
これは2004年当時に出版されたものを再度出されたものです。現在のりそなホールディングスが非常に大変であった頃の話がよくわかります。会計監査法人のやり取りから始まり優先株を導入して政府の支援を受けるというところを米国の陰謀めいた話などをうまく絡ませて読み物として現実にあったような感じでわかる人はわかるという具合です。当時の関係者などの様子がよくわかります。2019/03/01
てらぱん
0
2000年の金融危機あたり？ もう少し内容欲しかった2022/08/20
