感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あるぱか
4
トランスジェンダーの方自体は知っていましたが、父親になっている人がいるというのは知らなかったので、興味惹かれて読みました。あーなるほどな、そういうこともあるのかという感じで、興味深い内容でした。著者の周囲の人たちはとても理解がある方が多く、似たようなことで悩んでいる人たちからすれば少し羨ましいのかなと感じたり。男と女の性別欄がそのうち無くなる日もくるのかもしれませんね。2019/10/28
Ai Camo
3
どきっとするタイトルなので借りるのも買うのも憚られて登録数が伸びないのかな笑 FTMの著者がストレートな女性と結婚してこどもを授かったこと、思春期から戸籍変更、肉体の工事のことまで赤裸々に描いてあります。法律や医療のことまで書いてあるので参考になる情報満載です。印象的だったのは自分の中の普通を目指しているだけなのになぜこんなに苦痛を伴うのかと悔しく思われるシーンでした。そして著者が自分に本物の男は肉体がかくあるべしと押し付けていたのではないかと悟るシーンに感動しました。2018/11/02
yasuko
2
性同一性障害の方の苦労が描かれている。2025/01/21
多津子
2
性同一性障害で女性から男性になった方の、結婚して子供を授かるための方法や、男性の身体に変更するための過程などが記された本。自身の変化の過程が中心で、この方のたどった道がわかりやすく書かれていた。子供を授かるための方法はさらっと書かれていたが、女性側からしてみれば大変な方法だと思う。戸籍が男性になったとしても不妊治療などのハードルは高いようだ。肉体変更の大変さを見るにつけ、攻殻機動隊の世界のようになれば自認している肉体を手に入れやすいのだろうな、などと思ってしまう。2019/08/11
➖
2
性同一性障害の著者が人生や家族について書いた本。専門用語もぽつぽつと見えるが、文章はさらりと読みやすい。しかし、内容は深く、特に手術や子作りについては衝撃を受けるほど明け透けに書かれていた。著者は素晴らしいパートナーと出会うことが出来ていて、とても羨ましく思う。2018/07/19