出版社内容情報
現代っ子の小太郎が時空を超え
太平洋戦時下のソ満国境地帯で目の当たりにした真実とは。
平成23年3月11日の津波に巻き込まれた脇森小太郎がタイムスリップした先は、昭和20年8月8日の祖父・太郎の体の中だった。平成の世では人生の意義を見いだせなかった彼だったが、ソ連の侵攻~占領、シベリア抑留、満州引き揚げという苛烈な体験を通じ、戦争の真実を伝える大切さ、そして人生を生きることに目覚めていく。現代の若者の目を通して戦争を描いた異色小説。
著者プロフィール
1955年岩手県水沢市生まれ。
1982年山形大学医学部卒。
1989年整形外科専門医。
1993年医学博士。
1994年開業。
■著書
『町医者が書いた哲学の本』(丸善プラネット、2009年)
『日中戦争とはなにか』(熊谷印刷出版部、2010年)
『黄塵の彼方』(文芸社、2014年)
『真白き木槿の花 決死の三十八度線越え』(文芸社、2014年)
※この情報は、2017年9月時点のものです。