感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CD
1
高校一年生の渚は、学校の行事で、ハンセン病の施設を訪れる。そこで出会った高齢女性の口ずさんだ曲は、かつて祖父が歌ってくれたものによく似ていて・・・。高齢女性が祖父の姉だと確信した渚は、再度施設を訪問することを決意する。自費出版かと思われる。小説としてのまとまりは弱い。美談風な終わり方をするが、自己満足な感じが、ひと昔前の感覚を感じさせる。最後まで姉と対面しようとはしない祖父がこのハンセン病を扱った(本来)悲しい歴史の小説のメッセージを担っており、一抹のスパイスとなっている。2023/10/24
のせち
0
荒削りではあるが面白い。これだけ短い作品の中に、ストーリーや各々のキャラクターの個性をうまく詰め込んでいる。2023/02/26