感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
16
布を使ったコラージュ絵本。製本にザラつきのある紙質を使うことで布っぽさを演出。透明のオバケドリが迷子の卵を見つけます。だけど透明ゆえに、孵ったばかりのヒナに飛び方を教えてあげることができません。オバケドリとヒナのかわいい信頼関係が描かれています。〈2017/文芸社〉nomaru:絵本とハンドメイドのカバンづくりをこよなく愛するテキスタイルデザインレーベル2021/10/21
kanata
13
イラストではなく、布地に描く鳥たち。卵を孵したオバケドリ3羽とカラスの激励で、小鳥は飛び立つ。なんのことはない物語だけど、セリフがないのが逆によい。森の木の表現が素敵。2018/04/22
遠い日
11
誰にも見えないオバケドリ。助けて育てたヒナへの愛はちゃんと通じた。見えないなりの努力を重ね、オバケドリを信じて応えようとしたヒナも健気。だが、いらぬ第三者が介入した時にいざこざは起きる。1対1のバランスのとれた関係を、なぜ人は揶揄したりバカにしたりするのか。ヒナとオバケドリがめげずに掴んだ幸せに安堵する。2017/10/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
布にコラージュした絵本。透明のオバケドリたちが、迷子のヒナに飛び方を教えたいのですが(透明なので)できません。見えないけれど必死で伝えるオバケドリと、その気持ちを受け止めるヒナのステキな関係。2025/05/28
イチ
0
★★★2018/09/15
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- 和書
- 井川博年詩集 現代詩文庫