感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅてふぁん
23
浦嶋子伝説と真井御前、いろは歌の真実-。膨大な史料・文献に当たり、研究を尽くして描かれた、とある。確かに、こんなに参考文献が多い小説を読んだのは初めて。しかも『他、多数』って…(@_@)面白かったというか、衝撃的だった。何度、篁と一緒に驚いたことか(笑)篁が謎(歴史の真実)を解いていく形で物語が進んでいくので、同じよう謎解きをしている気分になった。古事記や日本書紀の知識があれば、もっと楽しめたんだろうな。真実はどうであれ、歴史は勝者が作る、という言葉が思い浮かんだ。2017/02/23
nokiko
1
小野篁モノといえば地獄勤務の話だけどこれは違った だけに途中で断念 2021/12/07
Sally
1
時は平安、藤原氏に世の主導権が移ろうとしている時代。淳和帝に仕えながらも、閻魔大王麾下の判官として現世と冥府を行き来する小野篁。帝の寵愛を受ける無私で敬虔な真井御前への、藤原氏からの迫害が浦島伝説の風評から始まる。皇后に一族を据えたい、血統出自に引け目を感じる藤原氏にとって、伊勢外宮に祀られる豊受媛神出自の地 丹後海部氏からの妃は疎ましい存在だった。帝の意を受け、高僧空海や八咫烏の末裔達とともに、冥府の情報を探りながら動く篁。物語は遥か国造りの昔まで遡り、明治の御世まで繋がる。荒唐無稽、でも面白い。2016/11/06
なななな
0
小野篁という主人公に関して、全く知識なく読みましたが、いろいろな登場人物あり、スケール も大きい面白いお話でした。歴史に詳しい方は、より楽しめそうです。2017/04/16
TOM
0
3.52017/02/11