感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
180
若かりし関孝和。駿河国の豪商松木新左衛門氏の計らいが素晴らしく、人生の中でも最重要且つ、恵まれた関係だったのではないでしょうか?まだ折り返しで、これから先にも大きなイベントありそうですけど。 円周率の分数近似を求める『零訳術』はExcelさん使えば簡単に再現できるので、試してみた。当然πに収束して行くけど、より良い近似値を選択すると言うか、何処で妥協して打ち切るか難しそうな。センスかな? あと、親族の方々とは、仲良くして下さいね。お家断絶回避の為に養子に迎えられた訳ですし。(今後進展がある予感)2021/05/28
ぱぁる
9
郷土の偉人。人と人との繋がりは希薄になってて、でも、政治家の恥も外聞もないようなおねだりの厚顔さに呆れてしまう。この時代、交通も通信も日数がかかって今の私たちの店舗とリズムが違い、まどろっこしく感じるのは致し方ない。だけど、算術の勉強をするためとの大義とは言え、7年も居候をする。また、それを辞したあと、恩義は彼方、疎遠になる。何年も会わなかった兄弟に無心して、どうにかしてもらえると期待する。叶わないと露骨にがっかりする。こういうのが当たり前の時代なのか…。この巻にはがっかりした。2017/03/13