内容説明
アブラハムとその妻サライとの間に生まれた息子イサクを、アブラハムは神(ヤハウェ)への全焼のいけにえとして捧げる事態に(上巻)。神は彼におおくの試練を与えた。その試練は、イサクの双子の息子、エサウとヤコブの長子の権利をめぐる御家騒動にもおよび、ヤコブは長く故郷を離れることを余儀なくされた。長い旅から帰還したヤコブを神は祝福し、彼をイスラエルと呼んだ。ヤコブの12人の息子のうちの11番目がヨセフで、彼は兄弟たちの嫉妬を買い、エジプトに売られてしまう。
著者等紹介
中川健一[ナカガワケンイチ]
1947年生まれ。大阪府出身。1970年一橋大学卒業。6年間のサラリーマン生活の後、米国トリニティ神学校留学、同校卒業。1986年、福音テレビ放送団体『ハーベスト・タイム・ミニストリーズ』を設立。2010年まで24年間、テレビ番組を放送する。イスラエルには過去五十回以上訪問し、聖書の世界を探求し続けている。ハーベスト・タイム・ミニストリーズ理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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吉野ヶ里
11
ページ数的には上巻よりも短いが、詰め込まれている出来事が多い分、落とし込みに時間がかかる。この巻はヤコブ=イスラエルとヨセフの話がメイン。長子の権利が受け継がれていくようすが鮮やかに描かれます。聖書では、のっぺりしていて盛り上がりに欠ける印象だった創世記後半ですが、解説がつくと本当に面白い。特に因果応報(作者の言葉で「刈り取りの法則」)の伏線がしっかり張られていて、罪は同じかたちで自らに返るようになっています。家系が複雑なので、見えにくくなっている箇所が紐解かれるのはありがたい。特にヤコブは子ども多すぎ。2020/05/31
ぽんちゃん
10
ヨセフの物語がいちばん面白かった。それにしてもゲスいです笑2016/02/08