内容説明
秀吉の播磨平定で滅亡した名門宇野政頼の末子・宗千代、秀吉によって命を救われた伊賀忍者、猿の左平次が鍛え育てた仙四郎、そして天賦の才を持つ悪童、武蔵(後の宮本武蔵)。やがて宗千代は播磨の国、船越山るり寺の二七世真賢となり、我が国初の杉の植林に成功、仙四郎は阿波徳島藩の隠密頭として幕府との死闘を演じる。一方武蔵は次第に無敵の剣豪の名を轟かしていくが最愛の女性・茜の死をきっかけに己の剣の道を悟る。戦国乱世に孤高を貫き、わが道をひた奔る三人の心の絆と波瀾の半生を描く。
著者等紹介
伊吹昭[イブキショウ]
1937年、兵庫県に生まれる。37年間、8箇所のゴルフ場の役員を歴任。その間、自然環境保全のNPOや、議会活動に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。