内容説明
西村京太郎、三浦綾子、そして東映任侠映画に共通する“太宰スピリット”とは!?まさに“目からウロコ”。若い読者に贈る、ユニークな太宰文学入門書。
目次
第1章 社会派推理小説と弱者救済(HARDとGENTLEの文学;社会派推理小説作家・西村京太郎と太宰治との関係;『四つの終止符』ストーリー紹介;弱者に向ける目;西村京太郎からのメッセージ;芸術家は弱者の味方である;人がやさしくなれるとき)
第2章 権力否定の姿(太宰治と東映任侠映画;跡目争い;みじめな結末;サロン批判;戦いの最終章;書けなかった言葉)
第3章 自己犠牲こそ究極のやさしさである(宮本警部、松本訓導、そして長野政雄;三浦綾子について;キリスト教嫌いの青年がクリスチャンになるまで;一粒の麦;義のために;サッちゃんとの出会い;究極のやさしさ)
著者等紹介
明石矛先[アカシタケヒコ]
文学研究家。主に太宰治の人と文学の「実証的研究」を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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