内容説明
靴音と心臓の脈打つ音、広島と浜田の間に横たわる山の連なり、そして血縁からの連想としての「脈脈」、「歩」は一歩一歩―その旅は「無限の思い」に繋がる「歩き」だった。テレビ朝日系ドラマ「神戸発、尾道まで―橋に恋した父の新幹線通勤物語」原作者の第3弾。
目次
序章 悶々感と小惑星ABC(何かが生まれる;まず二五キロを試す ほか)
1日目 真夏の風、そしてアスファルトの道(「広島から…歩きます」;二十六年前の道をなぞること ほか)
2日目 太陽と濡れタオル、そして坂(6:30起床。予定どおり。目覚めまずまず。体の痛みなどなし。天気、気になる;8:03可部着。雨あがる ほか)
3日目 雨と濡れ鼠、そして月(5:00~うつらうつら;7:20ザザ降りの雨、出発延ばす。昨日の夜、曇りのち雨だったが…。 ほか)
終章 壁掛け時計と心臓の音(ヘリコプターが飛んでいる;墓参り、そして病院へ ほか)
著者等紹介
森下尊久[モリシタタカヒサ]
1961年、島根県浜田市生まれ。松江工業高等専門学校土木工学科卒。本州四国連絡橋公団(現、本州四国連絡高速道路(株))入社。今治、神戸、東京、神戸、尾道、神戸、呉と異動し、明石海峡大橋のほか豊島大橋など主に吊橋建設にあたる。技術士(建設部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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