内容説明
「生きる力が乏しい」と言われていた子どもたちは、実にたくましく、働き者だった。「学ぶ意欲が弱い」と言われていた子どもたちは、真理を探究する「学習好き」だった。「子どもたちを愛してやまない、それが教師」阪神・淡路大震災を体験し、教育の再生に奮闘した元中学校教師による心温まる実践記録。
目次
第1部 優しい中学生、輝く中学生(ステキな中学生みつけた;明日をつくる中学生―兵庫・震災をのりこえて;実践記録 学びあいの教室へ―授業と学級づくりへの案内)
第2部 学校が好き、友が好き(「今、言える。友だちと学校が好きなんや」)
第3部 明日と世界が見える学びを(探そう、みんなの「生きる道」)
第4部 優しい学校をめざして(「安心・交わり・参加」のあるクラスを;「先生と友だちは好き」と言える学校を!)
第5部 時止まれ子らと語らう昼下がり(まだいける悪いところは腰と口;時止まれ子らと語らう昼下がり)
著者等紹介
小川嘉憲[オガワヨシノリ]
1944年、兵庫県生まれ、在住。神戸大学教育学部(現・発達科学部)卒業。1967年から、兵庫県内の公立中学校の教員(理科)として38年間勤務。2005年、西宮市立瓦木中学校を定年退職。2005年から3年間、関西学院中学部講師。全国生活指導研究協議会、教育科学研究会、科学教育研究協議会、全国進路指導研究会、兵庫民主教育研究所に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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