内容説明
主人公マーチャンに仮託して、自らの幼少年期から高校時代にいたる青春の軌跡を回想した自伝的小説。戦争の足音が忍び寄る昭和１４年、小学校１年生になったばかりのマーチャン一家が、旧満州・新京に引っ越すところから、この物語は始まる。
著者等紹介
松村敏弘［マツムラトシヒロ］
１９３２（昭和７）年、長野県松本市に生まれる。１９３９（昭和１４）年、一家で満州に渡る。１９４５（昭和２０）年、新京八島在満国民学校卒業。中学一年で敗戦、疎開、引揚げ。１９４５（昭和２０）年、一年の二学期より、松本中学校に編入。１９４８（昭和２３）年、学校制度改革のため、松本深志高等学校併設中学校となる。１９５２（昭和２７）年、松本深志高等学校卒業。１９５３（昭和２８）年、信州大学医学部進学コースに入学。１９５４（昭和２９）年、東京大学教養学部に入学と同時に、信州大学医学部を退学。１９５８（昭和３３）年、同大学教育学部を卒業。テレビ朝日に一期生として入社、健保組合常務理事を務め、１９９６年、同社を退職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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