内容説明
昭和20年4月6日、良寛の辞世の句を口ずさみ、神風特別攻撃隊の一員として出撃した私の伯父は南西諸島に散った。祖国の英霊となった人々が遺した書簡の束。戦後60余年を経た今、彼らは私たちに何を語りかけるのか―。
目次
第1章 土の記憶・空の記憶(下中村の風土;戦争と人々)
第2章 書簡の束(時を超えて届いた手紙;伯父・秀平の書簡箱;伯父・保吉の書簡箱;忠司の手記)
第3章 遠い木霊(古い写真帳「見習士官殿…何ヲ考ヘテ居ラレマスカ?」;文天祥の詩)
著者等紹介
長澤史子[ナガサワフミコ]
1958年生、神奈川県出身。日本筆跡診断士協会筆跡アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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