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内容説明
昭和二十年八月末、朝鮮半島北部の町、福渓。旧制中学二年生だった私は家族らとともに“故郷”を脱出するが、三十八度線直前で引き戻され、厳寒の村・富坪の収容所へ送られる。十七人で始めた逃避行は、翌夏日本の土を踏んだとき、母と私二人になっていた。鮮明な記憶をもとに、客観的記述で綴る引き揚げ者たちの壮絶な真実。
目次
あの日の午後は長かった
マンドリンを抱えたソ連兵
さらば故郷よ
咸興の避難民生活
死の収容所を生きぬいて
地獄の収容所にも春が来た
三十八度線が見えたか
国破れて山河あり
引き揚げた仲間たちのその後
著者等紹介
桜井二郎[サクライジロウ]
1931年朝鮮江原道福渓生まれ。1946年本籍地の群馬県に引き揚げ、地元の高校を卒業後、県庁職員として勤務、1992年定年退職。1985年放送大学に入学、1995年卒業。群馬県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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