内容説明
「ある老老介護の現場から」をはじめ、医療現場、旅の空で人生を思い、書き溜めた随筆から、憐れみといたわりの心が深みをかもし出す１６編を収録。「文に注ぎ込まれるのは人間性」、「文は人なり」を痛感する一冊。
目次
第１章 旅の楽しみ（スプリング・エフェメラル；真夏の夜の夢；スペインに旅して ほか）
第２章 わが人生のふるさと（春光る；枯葉で始まり枯葉に終わる―ある晩秋の夕べ；春宵一刻値千金 ほか）
第３章 医療の現場から（冬芽；餓鬼が老婆の骨までしゃぶったお話；腰折れ ほか）
著者等紹介
久崎掬子［ヒサザキキクコ］
昭和１１年広島県呉市生まれ。昭和３６年信州大学医学部卒業。昭和３７年大阪大学医学部附属病院第一内科入局。昭和５６年久崎病院院長。平成１１年医療法人良秀会久崎病院院長。平成１４年医療法人良秀会津久野藤井クリニック院長。平成６年書を須崎海園に師事。師範免許取得（雅号・掬泉）。現在、大阪府在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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